女性は月に一度月経があるため、その月経に血液中の成分である鉄分を消費されてしまい、鉄欠乏貧血に陥りやすい状態と言えます。
貧血になると全身に回る血量が低下し、頭痛やめまい、動悸や息切れなど色んな症状が起きることがあります。
また、症状は出ていないまでも貧血になりそう隠れ貧血もあわせると、女性の半分くらいが貧血であるという調査報告もあります。
こういった貧血に対応するためには、症状が出た場合には病院を訪れたほうが良いでしょう。
鉄分を補給する薬などが出されたりすることが多いです。
しかし、病院へ行くほど症状がない、症状はあるけれど病院へ行く暇がないなどという人は、普段の食生活を見直してみる必要があります。
鉄欠乏性貧血を予防軽減させるための食事としてまず考えたいのは1日3回バランスよく食事を取ることです。
偏った栄養やスナック菓子などのおやつばかりでは、貧血はもちろんのこと体を元気に保つことができません。
貧血の軽減に必要な栄養素である鉄分は実は体内で作られているわけではありません。
鉄分を多く含む食べ物から摂取しないとだめなのです。
では鉄分を多く含む食材にはいったいどのようなものがあるのでしょうか。
食品に含まれている鉄分には「ヘム鉄」と呼ばれる肉や魚などに多く含まれている鉄分と、「非ヘム鉄」という海藻類や野菜などに多く含まれる鉄分があります。
体内に吸収されやすいのはヘム鉄です。
ヘム鉄の代表といえばやはりレバーでしょう。
しかし、レバーが苦手という人は赤身の肉や青魚や魚の赤身のほうが鉄分が豊富に含まれています。
ヘム鉄が体に吸収が良いからといってそれだけ食べるのもいけません。
ひじきなどの海藻類やほうれん草や小松菜などの野菜などに含まれている非ヘム鉄も一緒にとるように心がければよりいっそう効果があります。
また、体に吸収されにくい鉄分を体に吸収させやすい形に変えるためにはビタミンCを積極的に取るようにすると良いですね。